視力回復に役立つ本をまとめました。こちらをクリックすると著作・監修した本の一覧が見られます。

あまり理解されていない静脈のうっ滞

眼球は直径25mm前後のピンポン玉ほどの大きさです。こんな小さな器官が大きな働きをしている訳ですが、そこに流れるダイナミックな血液の動き、特に静脈系に関する研究は遅れていると言ってもいいでしょう。例えば鼻はひどく、目はたいしたことがないという花粉症の患者は少なからずおりますが、何故でしょう。左はなんともないのに右目は症状がひどいというかたもおりますが一体何故でしょうか。それは静脈系のうっ滞で説明がつくのです。

中心性網膜症、黄斑変性症は黄斑部の血流異常+血液の汚れ

比較的若い人たちに起きる中心性網膜症(正式には中心性漿液性網脈絡膜症)はストレスが原因で起きることが動物実験でも実証されています。フレッシュマンから中間管理職まで青壮年に多い病気です。

仕事内容を聞くとストレスにさらされた状況がよく分かります。網膜の中心部である黄斑部はものが見える中心でありますが網膜の外側にある脈絡膜の循環も豊富であり、ストレス時にストレスによって生じたストレス産生物質が蓄積され脈絡膜のほころびができ、そこから浮腫がおきると考えられます。

加齢性黄斑変性症は肉食の多い食習慣の人に多いようですがこれも長年の血液の汚れの蓄積により新生血管ができたり、血流が悪く萎縮したりするのだと思われます。

重要なのは動脈系より静脈系!!

これらの血流の滞り(とどこおり)で現代医学が見落としている重要なポイントがあります。それは血液の戻り道、静脈系の働きです。医学の主流は上流の問題だけに目を向けていますが、実は下流の詰まり、静脈系のうっ滞がもっと重要なのは案外知られていません。

もし、ストレスで産生される毒素や悪食による血液の汚れも下流の流れがスムーズなら黄斑部に蓄積することもなく、サラサラと流れていたなら病名がつくような症状を起こすこともないはずです。同様なストレス下にあっても必ずしも目の病気にならないのは、これで説明がつくのです。

(濱田カイロプラクティックオフィスのHPより引用)

医学研究の落とし穴

現代医学、特に研究者は論文の数が業績になる風潮があります。論文の数により出世すると言ってよいかもしれません。だとすると論文が受け入れやすいのは数値化できるデータをいかにたくさん集めれるかということが重要になってきます。

20世紀にはいるまで眼圧が正確に測定される器械はなかったので、俺は緑内障の研究をするなんて言っていると、仲間からあいつは将来がないな、と陰口を叩かれたそうです。今では全国の大学の眼科学教室で緑内障を専門にしている教授がいかに多いかを見ると、研究テーマがまだまだありそうで飯に困らないというところでしょ
うか。

今でこそ胸にある胸腺組織が免疫系に重要な働きをしているのは当然のように言われていますが、古い解剖学の教科書には胸腺の記載が数百ページ中の1ページにも満たないのをみて驚いたことがありました。胸腺の病気が数多くあれば研究するものも多く、1ページに収まるということはなかったでしょう。時代が変われば研究も変わると言うのは本来の科学の追求の精神とは違うのではないかと思うのは筆者だけでしょうか。

内臓の病気などは症例が豊富で多くの組織が手術で取られ精査されるので、その様な病気の研究はたくさんの論文となりますが、滅多にお目にかからない病気は1例報告で、あー、そうですか、くらいにしか評価されないのです。

静脈系の研究は遅れています

遅れていると言うよりも、静脈系を重要視していないのではないのでしょうか。動脈系の検査は造影剤を使ったアンギオ検査がさまざまな組織で行われます。脳、心臓、肝臓、腎臓、子宮などの動脈があざやかに映し出されます。しかし静脈系の血流の変化をダイナミックに写すことは難しいのです。

冒頭でも書きましたが動脈系がスムーズに流れる条件の一つに、その下流の静脈系のうっ滞があるかないかが重要です。しかし、これを考慮した治療法は現代医学では無きに等しいでしょう。

しかし、全く無いわけでなく漢方医学の中には瘀血という考えがあり、それに対する処方があります。眼底出血の場合、高価な硝子体腔内注射をしなくてもオステオパシー、漢方薬、遠赤外線治療等ですっかりよくなります。

血液の滞りは万病の元

眼科的な病気だけでなく全身の病気も動脈、静脈、その間の毛細血管、そしてリンパ管系に影響されているのですが、特に静脈系、リンパ管系は微細かつ複雑で画像診断でも捉える事が難しいので、現代医学ではお手上げと言ってもいいでしょう。

しかし、静脈やリンパ管のうっ滞を想定したリンパマッサージや漢方療法、鍼伮治療では数々の良好な経過を得る結果が報告されています。この分野は今後、大いに見直されることを期待しています。

鼻と右目と左目の違いはなぜ起こるか

以上の話からもうおわかりでしょう。花粉症で鼻はひどいが目は大丈夫という患者さんや右目はひどいが左目は問題ないという患者がいますが、左右の目と鼻の静脈系は別れていますので全て流れが悪ければ全てに症状が出ます。

右目だけ、左目だけ、鼻だけがひどいという花粉症はそこの静脈系の流れがうっ滞していると考えられます。

血流が良く細胞が活発に働けば粘膜に花粉が付着すると細胞が反応しますが反応したヒスタミンなどのかゆみを引き起こす物質が反応を引き起こすこともなく静脈系に流れていると反応する間も無く、かゆくもないのです。

実は静脈系も動脈系同様に神経の支配を受けていますから瞬時に反応することもあります。さらに言えば、東洋医学的にはその神経が経絡というエネルギーラインの支配下にあるので経絡の刺激により変化するのです。

また、頭蓋骨を緩めるテクニックを使って、頸静脈孔をわずかに拡げるだけで瞬時に目を取り巻く状況を大きく改善する事も十分考えられます。

まとめ

血流は動脈硬化など上流に目がいきやすいが、下流、つまり静脈系のうっ滞などの解消により多くの病気の問題が解決すると思われる。
右目だけ、左目だけ、鼻だけがひどい花粉症の原因は個々の静脈系のうっ滞で説明ができる。治療法は東洋医学、オステオパシーによる方が根本的解決になりうる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です